巷(ちまた)の学校blog

学校等では教わらなかったことを学び,賢い市民生活(家庭,仕事など)を営むためのブログです。ビジネスにも役立つかも。時には,就職や小論文にも言及。

個人事業主(実質一人会社の代取)になってはいけない人は!(3)

 株式会社クライス・アンド・カンパニー 代表取締役 丸山貴宏氏の主張に加除訂正したものです。

 <副業の増加で仕事の「単価」が下がるリスクも>

 以上に述べたように,個人事業主は高度な専門性の保持を大前提として,一つ一つの仕事をミッションコンプリートしながら営業活動を行い,自身のアップデートにも取り組まなければなりません。

これらができそうにない人は,独立など考えないほうがよい。「サラリーマンで働くのは窮屈だから」などといって,会社組織から逃げ出して個人事業主になる人もいますが,そんな姿勢では,うまくいかないのは当然です。世の中の一般レベルより責任感が強くない人でなければ,お客様を獲得できません。

 また,最近の動向で気を付けたほうがよいのが副業の増加です。本職があって,その傍らで新たな経験を積むために行うような副業は安値で受注する人がいるため,個人事業主にとっては競合が増えるというだけでなく,単価の水準を下げられてしまう恐れもあります。

 見方を変えると,個人事業主(一人会社)として独立を目指すのもよいですが,会社員のまま安定的に収入を得ながら副業を行い,経験の幅を広げたりスキルを磨いたりするほうがはるかによいかもしれません。

 最近は働き方もリモートワークの普及やジョブ型の導入などで,以前ほど会社に束縛されず自由度が高まる方向になっています。個人事業主(一人会社)になるという大きなリスクを取る前に,副業も含め,そうした制度の活用を考えてみるとよいと思います。

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