巷(ちまた)の学校blog

学校等では教わらなかったことを学び,賢い市民生活(家庭,仕事など)を営むためのブログです。ビジネスにも役立つかも。時には,就職や小論文にも言及。

子供のやる気を奪う「親が言いがちなセリフ」

 子どもの成長をさまたげる親が言いがちな「NGワード」とはいったい? 教育ジャーナリストの中曽根陽子氏による新刊『成功する子は「やりたいこと」を見つけている 子どもの「探究力」の育て方』より一部抜粋・再構成したものを,さらに加除訂正及び 私見>を付加したものです。

 小中学生の子どもがいる方と話していると,「子どもが勉強をしなくて困る」ということが必ずといっていいほど話題にのぼります。

 「どうすれば子どものやる気スイッチが入るのか」「自分からやりたい!と思って,やるべきことに取り組んでくれるのか」これは,多くの家庭でのお悩みトップ3に入る問題です。

<このような悩みの多くは,ご自身の体験を忘れていることから生じています>

 私も子育てをしてきましたから,その気持ちはよくわかります。テスト前になるとなぜかよく寝る我が子に業を煮やして,「もう〇〇時だよ」と何度起こしに行ったことか……。でも,声をかければかけるほど,子どもは布団をかぶってしまったものです。

 後になって娘から,「ママが覗きに来て,言われれば言われるほどやる気がなくなった。自分が一番わかっていることなんだから,ほっといてほしかった」と言われたものです。

親に言われてやる気をなくす言葉

 そんな子どもの行動を裏付けるようなデータはいろいろあるのですが,その一つ,「勉強に関する意識調査」(株式会社すららネット)では,子どもが親に言われてやる気をなくす言葉の1位は「勉強しなさい」などの「勉強を強要する言葉」というもので,63.1%を占めていました。

 これに続く“NGワード”は,「〇〇ちゃんは成績上がったんだって」などの友人と比較する言葉と,「だからあなたはダメなのよ」といったけなし言葉。どちらも47.7%と高い数値です。

 <いずれも前述したことと同様です>

 別の調査でも,「勉強しなさい」と声かけをしても,しなくても,5分程度しか差はつかなかったどころか,「勉強しなさい」と言われた子どもの平均勉強時間は,言われなかった子どもよりも3.6分少なかったという結果があります。つまり,「勉強しろ」という声かけは,子どもの勉強時間を増やすのにほとんど効果がないばかりか,逆効果な場合もあるということです。

 それでも親は,ついつい「ダラダラしないで勉強しなさい」と言ってしまいます。ここでいったん,考え直してみましょう。なぜ私たち親は,子どもに勉強をしてほしいと思うのでしょうか?

 「だって,勉強をしないと,テストで点が取れなくて,レベルの高い学校に入れない。すると,将来の可能性が狭まってしまう……」という現実的な理由を言う人が多いかもしれませんね。

 確かに,そういう一面もあります。私も,子どもが自分の行きたい進路を選ぶためには,ある程度の成績は取ってないとダメじゃないかと思っていました。でも,それは逆で,自分のやりたいことが見つかれば,言われなくても自分から勉強するようになるのです。娘たちも親があれこれ言わないようになったら,自分で考え勉強するようになり,最終的には,ちゃんと自分の行きたい大学に進学して,留学もしました。

 さらに出産後は子育てしながら大学院に通ったりして,それぞれ自分のやりたいことを見つけて仕事にしています。

 もしお子さんがいわゆる学校の「勉強」に興味が持てず,苦手だったとしても,何かやりたいことを見つけ,それを探究していくことで,自分の道は切り開くことができます。つまりどちらにしろ,「やりたい!」という気持ちのほうが大事なのです。

 とはいえ,子どもが学ぶ楽しさを知ってくれれば,それに越したことはありません。そのためには,どうしたらよいでしょう。私は,好きなことを見つける体験の機会,興味を持ったことを広げたり深めたりする機会をできるだけつくり,子どもに与えること,そして親が子どもを信じることが大事なのではないかと,思います。

 <同感です。私の知っている方には,仕事を辞めてまで,大学院に通われた方もいらっしゃいます>

「続」に続きます。

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>