巷(ちまた)の学校blog

学校等では教わらなかったことを学び,賢い市民生活(家庭,仕事など)を営むためのブログです。ビジネスにも役立つかも。時には,就職や小論文にも言及。

子どもがお金に苦手意識をもたせないための「おうちお金教育」のススメ

 以下は,MONEY PLUS提供の記事のほぼほぼコピペです。

 最後に≪私感≫を付け加えました。

 子育てでは,親だからわかることがたくさんあります。子どもの成長のスピードだってそうです。お金の教育は学校の成績のようにその成果がすぐにでてくるものではありません。だからこそ,実践できるのが,学校でも,塾でもなく,「おうちお金教育」なのです。

今こそ「おうちお金教育」のはじめどき

 子どもの教育に関しては,家庭の考え方もあると思います。子どもの性格や特徴を親はよく理解しています。お金の教育も子育ての中のひとつとして,おうちで実践してください。

 残念なことにお金については学校や塾では学ぶ機会がありませんでした。そのため,私はおうちでのお金の教育をおすすめしてきました。ここにきて,コロナ禍となり,在宅ワークやおうちで過ごす機会が増えました。習い事に関しても親や子ども関係なく,おうちで学べるようにもなっています。

 2022年度高等学校学習指導要領では,投資についても触れています。しかし,これは高校生になってからのこと。それよりも,もっと早くからお金の教育は始めることができます。おうち時間が増えた今こそ,お金の教育を始めてほしいのです。

始めるタイミングは就学時がおすすめ

 おうちでお金の教育を始めるのは,子どもがお金に興味を持ったときでいいと考えています。もし何か目安にするならば,「就学時」のタイミングがおすすめです。

 就学すると,子どもの生活は一変します。それまでは,保育園や幼稚園に送迎していましたが,小学校に通うようになると,自分の足で登下校をするようになります。また,学校の準備についても,親に手伝ってもらいながらも一生懸命に準備をすることでしょう。これらは,子どもの自立の一歩です。

 子どもは,生活面で自立をしていくと,少しずつ自信が芽生えてきます。自信をつけていくのに大切な過程です。また,学校生活をするなかで,行動範囲も増え,新しい友達もできて,視野が一気に広がります。さまざまなことに興味を持つでしょう。お金についてもそうです。

 これまでは親のお金のやり取りをそばで見てきて,気になっていたお金のこと。就学を迎えて,お金について,もっと知りたいと思っているかもしれません。

 始める時期は,できれば,学校生活に慣れてきた夏休み前がおすすめです。前述したように自分でできることが増えてきて自信がついてきた頃です。この時期は小さな成長を見逃さず,たくさん褒めてあげましょう。

 そして,お金について子どもに話しかけてみてください。

 興味がなさそうな子どもには,「お金のことどう思う?」と言葉のボールを投げてみます。最初はきょとんとした顔をするかもしれません。そこで「お金のこと,好き?」とストレートに聞いてみてもいいでしょう。笑顔で「大好き!!」と答えてくれる子どももいるかもしれません。

 また,日ごろから,お金に興味がある子どもには,回りくどいいい方はせずに「お金のことを学んでみよう!」と誘ってみましょう。小学生のうちは,素直に,「いいよ」と返事を返してくれることも多く,よいキッカケになります。

 高校生くらいになると,お金の話って家でしてもいいの?と,いうような疑心暗鬼になってしまうことがあります。中学生以上になると,お金へのイメージや印象が出来上がってしまい,家庭で話してはいけないことのように誤解をしてしまうかもしれません。性に対してもそうです。親とは話しづらい話題になってしまいがちなのです。

親子二人三脚で始めよう

 おうちお金教育に活用したいのが,「おこづかい」です。おだちん制,定額制のどちらからでも構いません。

 親がお金の管理について苦手意識を持っていてもあきらめないでください。親も一緒にお金について学ぶくらいの気持ちでいいと思います。分からないことは正直にわからないから,一緒に調べてみよう,くらいの開き直りも必要です。親子で学んで,おこづかい名人になってください。

 お金の計算やおこづかい帳の記帳が苦手な子どもには,強制しないようにしましょう。さらに,できないからといって,せっかく始めたおこづかいを止めてしまうことがないようにお願いします。子どもが,これが原因でお金のことを嫌いになってしまっては本末転倒です。

 おこづかい帳は算数や計算の上達を目的に付けるわけではありません。もし,長続きができないようでしたら,無理にやらせなくてもOKです。その代わりに,KANRI箱におこづかいを仕訳して入れておくと,一目で残高がわかるので途中で嫌になってしまうこともなくなります。

 どんな教育にもいえることですが,子どもにやらせっぱなしにしてしまうことがないように注意しましょう。子どもの状況を見守りながら把握できているのが理想です。

 そして,もしも,子どもからのSOSを感じたら,すぐに助けの手を差し伸べてあげましょう。あなたを信じているし,最後まで味方であると教えてあげてください。

 これが親子の信頼関係を築くことができるおうちお金教育の極意です。

≪「おうちお金教育」というより,お金をとおしての家庭教育の感さえします。キャッシュレス化により,家庭教育の材料がまた一つ消えてしまうのでしょうか?それともさらに家庭教育の材料が増えるのでしょうか?親御さんはたいへんでしょうが,後者であって欲しいと思うのは,私ばかりではないでしょう≫

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>