GWウィーク後半のTVは,感染者数の増加や減少の速度を取り上げで,緊急事態宣言の延長を正当化しているようである。
そこで,使われている数字は,
PCR検査に絞りがかけられた上で,判明した感染者の数
でしかない。
感染者数ではない
はずである。その数については,
感染者確認数,判明した感染者数
である。当初,
相当数の国民を無作為に抽出して,それから感染者率を割り出し,市中の感染者数を導き出す手法
も紹介されていたが,それもほとんどなくなってしまった。中には,
抽出数は少ないが,そこから導き出された数字を伝える報道があって,それは背筋が凍るものであった。
結局,抽出数が少ないこと,そこから導き出された予想的数字は,後述するものより科学的でないとの誰か?の判断により,姿を消してしまった。
それに対し,実数から対策を考えることは,いかにも科学的考察のように映る。しかしながら,そこで使われている実数は,感染者数ではなく,感染確認者数である。
そうだとすれば,
どちらがより科学的かと言うべきか,明らかであろう。
もしかすると,PCR検査の絞りは医療崩壊を回避するためというより(現実には医療器具等の不足だけでも医療崩壊と言うべき),
市中感染
という言葉が流布することを回避したい方?がいるのかもしれない。
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