巷(ちまた)の学校blog

学校等では教わらなかったことを学び,賢い市民生活(家庭,仕事など)を営むためのブログです。ビジネスにも役立つかも。時には,就職や小論文にも言及。

新型コロナウイルスから学ぶ(2)緩やかな経済成長・マイナスにならない程度の経済状態を受け入れる時期では❓❕

 高度経済成長後,バブル崩壊,そしてリーマンショック,今は新型コロナウイルス

 この間,ほとんどの政権は高い経済成長を何度も,いやずっと試みてきましたが,悉く実現できませんでした。敗戦後の日本があのような経済成長を遂げることができたこと自体が奇跡?に近かったのです。奇跡に近いことはそう簡単には起きませんし,人間が奇跡などを起こすことはできません。


 近年の日本の経済は,インバウンド頼みと言っても過言ではないでしょう。
 しかしながら,このような経済成長はリスクを伴うことが明らかになりました。どなたかが以前口にしていた「Ⅴ字回復」なるもの達成するために,今後もインバウンド頼みの路線を踏襲することには,賛成できません。

 

(不確かで申し訳ありませんが)労働者の所得は約20年?前には世界でも上位(勿論トップではありませんが)に位置していたものの,現在は先進国?でも最下位クラスとなってしまったという統計があるようです。
 つまり,労働者の所得は実質的には減少していて,国内消費を期待することはできません。そこで,その分をインバウンドで補てんしようというのが,近年の経済政策です。
 デフレマインドからの脱却というフレーズをよく耳にしましたが,実はマインドによるものではなく,実態そのものなのです。日本国民の大多数を占める労働者がGDPに占める割合の高い国内消費に費やすお金がないのです。日本人に内需拡大するお金がないなら,インバウンドでという,安易な発想,魂胆にまんまと乗ってしまったら,新型コロナウイルス襲来。


 また,もう忘れてしまった?昨年の10月の消費増税後は,新型コロナウイルスの襲来がなくても,経済成長はマイナスになっています。新型コロナウイルスの経済への影響は計り知れませんが。

 

 ところで,労働者の所得減少は,日本の労働者が働かずに休んでいたためでしょうか?そんなはずはありません。企業が得た利益を労働者に還元しないからでしょう。
エグイ(汚い言葉で申し訳ありません)大企業は新型コロナウイルス対策の助成金補助金に群がって,自社の内部留保に手を付ける必要すらないでしょう。そして,税金等の支払いをしなくても。
 それに引き換え,中小企業では申請に精通した従業員等はいるはずもなく……。

 

 新たに活路を見い出す方法は,


日本国民が,緩やかな経済成長・マイナスにならない程度の経済成長を受入れるとともに,
消費税を廃止して,労働者の賃金を上げ,企業の内部留保に課税して,インバウンドには頼らずに,日本国民による国内消費・内需拡大で。

赤字国債発行は,国の借金を増やすだけで,次世代にツケを回すだけという批判がありますが,日本は自国通貨発行権を有しているので,ハイパーインフレにならないよう適度にお札を刷っていけば,次世代にそのツケを支払わせることはありません。もし,支払わせることになれば,次世代の国民は。黙っていないでしょう。

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>