自粛とは一面,自由でなくなる,不自由になることです。
しかしながら,多くの日本人は,いとも簡単に自由を手放して「自粛」なるものに。他人の迷惑にならないように,現在では自分が誰かを新型コロナウイルスに感染させてはいけないから,といった理由で。
本来,自由とは他者とぶつかり合うものではなかったでしょうか?他人に迷惑をかける一面を持っていなかったでしょうか?そして,それを調整するのが議会の多数決という手法,裁判所の存在理由ではなかったか?
これらの自由をどのようにして獲得したかについては,ご存知のとおり,ほとんどが「力」によって,自由を勝ち取ったのです。
それに対して,日本は?
明治時代には,立憲君主制のドイツを真似て,与えられた自由。
昭和には戦勝国から与えられた自由。
自由を権力者から勝ち取った国民の自由に対する思いを,与えられた自由の味しか知らない日本国民が理解できないことは当然かもしれません。
しかしながら,ちょっとの想像力で……。
こればかりは「ちょっと」では足りないのかもしれません。何せ,いとも簡単に「自粛」ができるのですから。
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