ソーシャルディスタンスなるものが,声高に叫ばれてから久しい。そして,その有効性についても,支持するものばかりです。
しかしながら,現実にそれを確保することが困難なことに多くの方が気づいているはずです。
通勤途中の車内でそれが無理なことは明らかでしょう。
お店や会議室など,席が動かない場面では可能でしょうが,同じく席の移動がないディスクでのお仕事が中心の方で,それを確保している方が何人いらっしゃるでしょうか?
学校の教室で着席している場面では可能でしょうが,休憩時間にはできるでしょうか?
コロナ対策としてのソーシャルディスタンスは,不可能なのです。そして,濃厚接触者にならざるを得ません。その意味で,職場でも,教室でもマスクの着用は不可欠になります。
視点を変えて,飲食店に友人と二人で入って,マスクをしていない場面を考えてみましょう。
四人掛けのテーブルで,対面の席を避けて斜めにずれて着席し,テーブルには透明のボードがあったとします。対面に着席したときよりも少し声は大きくなります。また,会話は相手を見ながらするものです。ボード越しに相手を見るのは会話を成立し難くしますので,顔の位置をずらしてボード越しでない位置で話をすることになります。会話が盛り上がれば余計に……。
飲食店での対面着席回避や仕切りの透明ボードは,無力なのかもしれません。
そうだとすれば,濃厚接触者の判明及びPCR検査は,一刻を争うといことになります。
来るべきwith コロナ&インフルの時期に,PCR検査数を増やすだけで機動的な対応ができるかどうか,不安を覚えずにはいられません。
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