巷(ちまた)の学校blog

学校等では教わらなかったことを学び,賢い市民生活(家庭,仕事など)を営むためのブログです。ビジネスにも役立つかも。時には,就職や小論文にも言及。

with コロナと経済活動(1)両立は可能か?

 問いに対して,私は可能と答えます。

 ただし,両立とは5対5など,同じ割合ではないことが前提です。両立といっても,必ずしも同じ割合を意味しないのではありませんか?たとえ9対1でも,両立と言えます。両立の話は,結論で述べることにします。

 「with コロナ」は,コロナ下(禍ではなく)と言うことにします。

 「経済活動」は,経済を回すとでもしましょう。それでは,今現在,経済は回っていないでしょうか?その答えは,否です。新型コロナウイルスによる重症者や死亡者がマスコミで取り上げられる前と現在とを比較し,日常生活が大きく変化した方の数は,実はそれほど多くはないでしょう。また,公表されている解雇や倒産はそれほどでもありません。しかしながら,それがこの問題を難しくしていると言えそうです。

 Go toキャンペーンの対象の,観光業(それに関連する食材等の提供者を含む)を例に考えます。なお,一部を除き,その経営基盤は脆弱です。

 それまでの観光業は,旅行に費やすお金を持っている高齢者とインバウンドによって支えれてきたといっても過言ではないでしょう。

 インバウンドは,新型コロナウイルスの世界的流行により,有効な治療法やワクチンが提供されない限り,復活は望めません。

 しかしながら,日本に在住して旅行する高齢者は事情が異なります。高齢者が旅行を控えているのは,重症化しやすい,あるいは重症化しやすい疾患を抱えているからです。高齢者のそれは,マインドによるもののようです。もし,毎年流行するインフルエンザ程度の症状なら,ここまで旅行を躊躇することはなかったでしょう。

 高齢者以外は,解雇の憂き目に遭わないように,以前にも増して仕事に邁進するしかありません。そして,仕事帰りにちょっと一杯,二杯,三杯……程度で,飲食業の分野に貢献する……。

 以上から,現在,裾野が狭い観光業の分野で経済を回せるのは,高齢者しかいないのです。

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