巷(ちまた)の学校blog

学校等では教わらなかったことを学び,賢い市民生活(家庭,仕事など)を営むためのブログです。ビジネスにも役立つかも。時には,就職や小論文にも言及。

「%」は恐ろしい?

 病床確保数に対する重症者の割合は,50%以下の数字を見せられ,医療がひっ迫していると言われてもピンとこない。感染者数のピークに遅れて,重症者数が増加し,医療崩壊が起こると言われても,ますます?

 

 上記の病床確保数は100~200床で,その割合が問題になっています。

その50%は,50~100床です。

 

 問題は,病床確保数ではなく,実病床数に対する使用率?との訂正が至るところでなされ,また「医療崩壊」がクローズアップされることになりました。そして,指定病院?の実病床数に対する使用率の割合が,70~80%と聴いて驚いてしまいました。

 

 上記の実病床数は10~20床で,その割合が問題になっています。

 その70%は,10床なら7床,20床なら14床。80%はそれぞれ8床,16床です。

 

 都道府県の感染者数が毎日100人,そのうち重傷者が3%なら……。

重症者の入院期間が仮に20日で,ある都道府県の感染者数が10人で,重症者が10日に3人……。

 

 以前に,「%の怪」として書きましたが,分母の数が大きい時にはそれなりの効果を発揮します。もちろん,その場合にも留意しなければならない点を指摘しました。

 今回のように,分母の数が小さい場合には「%」を使ってはいけないと考えます。

特に,百分率という名称が関係しているかもしれませんが,分母の数が100未満の場合には,実体から離れてしまう可能性があります。

 

* 以前には,100からあまりにもかけ離れた大きい数を分母にすることにも問題がある点を指摘しました。もしかすると,「%」には分母にすべき適切な数の範囲があるのかもしれません。

 

【補】

 「%」は,いくつかに分かれているモノについて,全体に対する各割合を把握するには適していますが,単純に使用率を把握するには適さないということが解りました。

 また,繰り返しになりますが,全体の数が少数の場合,つまり分母が10とか20とかの場合も,その使用には注意が必要です。

 

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>