教員だったころの話です。先輩教員にたくさん教わったのですが,それを後輩?に引き継がずに退職してしまったので……。もし実践なさったとしても,その結果は自己責任でお願い致します。
担任
在校生の担任になった場合,クラスの生徒の情報収集が必要になります。正確な情報を得るためには,教員同士間の人間関係を日頃から構築する必要があります。この時期は,春休みの部活動の様子を顧問の先生に聞いて回ることをお勧めします。また,春休みに部活動がない場合には,何らかの形で情報収集しましょう。ただし,それらの情報は即(そく)生徒理解になるとは思わず,生徒と接する場合のきっかけぐらいに考えましょう。他人からの情報が先入観になってはいけません。
生徒は,ある意味たいへん正直・素直です。春休み中の心理状態がそのまま外見,言動等に現れます。あるいは,不登校という形で。
新入生の担任に場合には,その前の記録を読みましょう。しかしながら,前述したように,それが先入観にならないように気をつけましょう。あくまでの生徒と接する場合のきっかけを作るためです。
特に,新入生はお互いを知りませんので,座席やクラス役員や掃除当番などのグループを作る際に参考になるでしょう。
(1)の写真と大きく異なる場合があります。それは,生徒の心情を揺り動かす出来事があったことの現れです。あるいは,入学式から欠席する生徒もいます。それは,前述したのと同じ理由です。
新入生にとっても在校生にとっても,学校生活でもっとも大きな比重を占めるのが部活動です(が,私としてはそうあってはいけないと思います)。同じ時間を共有することから友人関係に決定的な影響を及ぼします。同じ時間を共有できないと友人関係を構築できないことの悲劇でもあります。
お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>