巷(ちまた)の学校blog

学校等では教わらなかったことを学び,賢い市民生活(家庭,仕事など)を営むためのブログです。ビジネスにも役立つかも。時には,就職や小論文にも言及。

重症者用病床の使用率が下がることは朗報?

 あるニュース番組のアナウンサーが,感染者の確認数,重症者用病床や軽症中等症の病床使用率,死亡者数などを読み上げます。それらはいずれも数や率の減少は朗報ですから,同じような抑揚で原稿を読んで構わないと思います。

 しかしながら,感染者数の確認が上昇あるいは高止まり?している3府県において,重症者用病床の使用率の減少は,必ずしも朗報とは言えないようです。

 なぜなら,その減少が死亡者によってもたらされているからです。

 変異株?によるものかは明らかでないものの,重症になるケースや急に重症になるケースが増えているとのことです。新型コロナに対応している医師は,重症者数の増加が死亡者数の増加そのものという指摘をしていました。そうだとすれば,前述のように,重症者用病床の使用率減少は死亡者の増加によることが明白です。

 先のアナウンサーは,そのことを理解しながらも,原稿を読んでいるのであればいいのですが,私にはそうでないように聞こえてしまいます。いっそ,その類のニュースは,無機質な抑揚で統一してしまった方が良いようにも……。

 増加数や減少数で一喜一憂するべきではないとの指摘が感染症の専門家からなされて久しい昨今,新型コロナ対策の「緊急事態宣言」「まん延防止」等に振り回されている方々にお見舞い申し上げます。

 

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>