お墓のみとり代表であり,大橋石材店代表取締役の大橋理宏(おおはし・まさひろ)氏を取材した土田由佳さんの文(『女性セブン』掲載)のほぼほぼコピペです(少々加除訂正)。
<「継ぐ人」の有無によって選ぶべきお墓の種類と費用は変わる>
かつては,先祖と同じ墓に入るのが当たり前だったかもしれませんが,昨今では必ずしも先祖と一緒の墓に入らなくてもいいという考え方も珍しくありません。また,先祖代々の墓がない,そもそも墓に入りたくないといった場合もあり,さまざまな形の墓が注目されています。
<墓の種類を選ぶ際,“継ぐ人の有無”によって分かれる二つのタイプ>
1 継ぐ人がいることを前提とする墓とは,主に「家墓・両家墓」です。墓地・霊園の区画を借り上げて墓を建てた後は,継いだ者が年間管理料を払って維持・管理します。いわゆる,従来の先祖代々受け継がれてきた墓を指します。
本人に異論がなければ,ここに入るケースが多いのですが,負担は継いだ者にかかるため,まずは遺族に墓を継ぐ意思があるか確認する必要があります。継ぐ人がいない,遺族に継がせたくない,遺族が継ぎたくないという場合は,永代供養墓に改葬や墓じまいをする必要があります。
また,継ぐ人がいても納骨堂を選ぶ方もいます。それについては後述します。
2 継ぐ人の有無に関係なく,いま最も人気なのが,「樹木葬墓」で,46.5%の人が希望しています。「一般墓(先祖代々の家墓・両家墓)」を希望する人(26.9%)に比べてかなり需要が高まっています(「第12回お墓の消費者全国実態調査より」)。
樹木葬墓は基本的に,寺や霊園が一定期間管理を代行してくれます(永代供養)。そのうえ,大きな墓石を建てる必要がないのでリーズナブルです。これが主な人気の理由のようです。
また,樹木葬墓,一般墓に次いで注目されているのが納骨堂で,これらも永代供養をしてもらえます。
都心部にはタワーマンションのような納骨堂が増えており,交通の便のよさ,掃除をしないで済むという管理のしやすさ,天候に左右されずにお参りできる,墓石がないのでリーズナブルなどの理由で,継ぐ人がいても,あえて納骨堂を選ぶケースもあります。
葬儀は故人の希望を優先すべきでしょうが,墓に関しては,残された者の負担を考えて種類や場所を考えた方がいいようです。
<私見>樹木葬墓について
私の知人の知人に樹木葬墓を選択なさった方がいます。知人の話では,初めの頃には埋葬した場所が判り,そこに向かって手を合わせていたそうです。しかしながら,何年か経つと埋葬した場所が判らなくなってしまった(凡そは判りましたが)という話を伺いました。
私はその点については拘りがないので,妻には「散骨」をお願いしてあります。墓参りをする妻がそれを実行してくれるかどうか,知る術はありません。
お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>