巷(ちまた)の学校blog

学校等では教わらなかったことを学び,賢い市民生活(家庭,仕事など)を営むためのブログです。ビジネスにも役立つかも。時には,就職や小論文にも言及。

音読の仕方,上達法(2) ちょっとの想像力

その2

 先の首相が言い間違えたところは,頁の変わり目でした。「対策を徹底的に行います」を「対策を限定的に行います」と。それを聞いた議員から「ウア~ッ」と声が上がりました。

  その理由は,人が「ことば」「文」に接したとき,意識・無意識に拘らず,ちょっとの想像力を働かせて,頭の中に「イメージ」するからです。

 実は,聞く側だけでなく,「ことば」や「文」を発音する側も「イメージ」しなくてはならないのです。それが,話す速度や「読点」に影響します。話す側の「イメージ」と聞く側のそれとの一致が,『伝わる』ということです。

  どこかの首相の発言は,「伝わらない」「伝わってこない」と言われています。もしかすると,発する「ことば」にちょっとの想像力を用いず,「イメージ」がないままに発言しているのではないでしょうか?そうだとすれば,当然の結果なのかもしれません。

  「国民」とかのことばに,なんら「イメージ」しない方が首相になっている国の国民は……。

 そして,そのような方が政治家になっている国の国民は……。

 最終的には国民に……。

 

 「ことば」「文」に接したときには,ちょっとの想像力を働かせて,「イメージ」しましょう。

 イメージできない場合には,ことばや文に問題がありそう。また,「伝えたい」場合には,それなりの工夫を。その内容にズレがある場合には「イメージ」の修正が必要に。

 

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