巷(ちまた)の学校blog

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“お通夜”と“葬儀”と“告別式”の違い?

 以下は,TRILLニュース提供記事(聞き手:「私」なるも不明)のほぼほぼコピペです。

 身内に不幸があった際,葬儀会社に連絡して「お葬式」を行いますよね。「お通夜」「葬儀」「告別式」…というように,故人を弔います。

 さて,それではみなさんは,「お通夜」「葬儀」「告別式」の違いについて,しっかり把握できているでしょうか?今回は,株式会社メモリアルアートの大野屋の杉山奈緒さんに取材して,それぞれの具体的な内容を教えていただきました。

「お通夜」とは?

 私も言葉として知ってはいたのですが,具体的にそれぞれの儀式についてあまり理解できていませんでした。 

 そこで,まずは「お通夜」について,詳しく伺ってもよろしいでしょうか?

杉山さん:そうですね,この機会にしっかり覚えていきましょう。お通夜とは,葬儀の前に行う儀式のこと。もともとは故人と親しい人が一晩中一緒に過ごしていましたが,最近では夜6~7時から2時間程度で行われる「半通夜」が一般的です。

私:時代の流れの中で変化しているんですね。以前私が参列した際は,一晩中一緒に過ごした記憶があります。

杉山さん:そうだったんですね。さてお通夜は,本来は近親者のみが参列するものでしたが,昼間に行われる葬儀・告別式より出席しやすいため,弔問客もお通夜に参列することが増えています。

私:それは知りませんでした。お通夜って,てっきり近親者だけ参列するものだとばかり…。

杉山さん:意外でしたか?なお,お通夜の一般的な流れとしては,僧侶の読経,参列者の焼香,僧侶の法話,喪主の挨拶などの後,通夜ぶるまいという会食の席を設けます。

「葬儀」「告別式」とは?

 ありがとうございます。それでは,お通夜に続いて,「葬儀」「告別式」についても教えていただけますでしょうか?

杉山さん:大丈夫ですよ。葬儀・告別式は,最近は二つをまとめて行いますが,本来は別の意味があります。

私:別の意味?

杉山さん:はい。葬儀とは,僧侶が中心となって行う宗教的な儀式。告別式は,喪主が中心となって行う,親しい人との最後の別れを告げる儀式です。

私:中心になる人も,儀式の内容も異なっているんですね。

杉山さん:そうなんです。葬儀・告別式の一般的な流れとしては,僧侶が読経し故人に引導を渡す,弔辞・弔電の披露,参列者の焼香,その後出棺の儀式になります。出棺の儀式では,まず故人との最後の対面として,身内が棺の中に生花を飾る「別れ花」をし,棺のふたを閉めます。喪主が参列者へ御礼の挨拶をし,霊柩車で火葬場への出棺になります。

どちらに参列するのが一般的ですか?

私:ありがとうございます。最後に,お通夜と葬儀・告別式,どちらに参列すべきなのか,マナーや決まりなどがあれば教えていただけますでしょうか?

杉山さん:どちらでもかまいません。一般の人は告別式に参列するのが本来の形ですが,実際は仕事などの都合がつきやすいお通夜に行かれる方が多いようです。また,地域によっても異なります。

それぞれの儀式についてしっかり覚えておこう

 みなさんはお通夜と葬儀・告別式についてどれぐらいご存知だったでしょうか?それぞれ異なる儀式のため,杉山さんのお話を参考に,この機会にしっかり違いを覚えておきましょう。

取材:株式会社メモリアルアートの大野屋
杉山奈緒
 2016年メモリアルアートの大野屋に入社。年間2万6千件を超えるお葬式,お墓,手元供養,無料仏事相談・お問合せを承ってきた「大野屋テレホンセンター」で仏事アドバイザーを務める。お墓ディレクター2級,仏事コーディネーターの専門資格を保有。豊富な知識と落ち着いた語り口でお客様に寄り添った回答が強み。『みんなの記事監修』でも葬儀・お墓・仏壇・終活・仏事マナーの専門家として活躍中。

 

テキスト・編集:TRILLニュース

 

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