巷(ちまた)の学校blog

学校等では教わらなかったことを学び,賢い市民生活(家庭,仕事など)を営むためのブログです。ビジネスにも役立つかも。時には,就職や小論文にも言及。

知っているようで知らない!「アパート」と「マンション」は何が違う?

 以下の出典は不明ですが,石川カズキ 氏による【マニアックな業界用語】住宅用語編の一部です。

 6月25日は住宅デー! スペインの建築家アントニオ・ガウディの誕生日にちなんで制定されました。そこで今回は、「アパート」と「マンション」は何が違うかなど、 知ってるようで知らない住宅用語をご紹介します!

「アパート」と「マンション」の違い

 アパートは、英語のアパートメント(集合住宅)を元にした和製英語関東大震災後、復興支援のために設立された同潤会が、鉄筋コンクリート造の「同潤会アパート」を建設。
 以降、他の集合住宅も、たとえ木造であっても「アパート」という名称が付けられるようになりました。
 一方、マンションは「豪邸」を意味する英語。昭和30年代以降、それまでのアパートとは違う高級路線の集合住宅を売り出す際に、高級感を出すために名付けられました。

 法律上の違いはないため、どちらを名乗るのも自由。ただ、誕生の経緯から木造や軽量鉄骨造で小規模なものをアパート、鉄筋コンクリート造などで大規模なものをマンションと区別している場合が多いようです。

 また、国土交通省のマンションについての調査では、3階以上で鉄筋や鉄骨造の住宅をマンションとしています。

「リフォーム」と「リノベーション」の違い

 リフォームは「改善」などを意味する英語。日本の住宅用語においては、老朽化した建物や設備を当初の性能に修復する場合に使われます。

 一方、リノベーションは「刷新」などを意味する英語。修復だけなく、より良く作り変えて価値を高める場合に使われます。 

 工事の規模も、リフォームは一部の設備を新しくするだけの小規模なもの、リノベーションは間取りの変更を伴うような大規模なものを指す場合が多いようです。

 ちなみに、英語のreformに住宅を修復するという意味はなく、英語ではどちらもrenovationと表現します。

「鉄筋」と「鉄骨」の違い

 住宅用語における「鉄筋」とは、引っ張る力に強いが熱に弱い鉄で枠組みを組んだ型枠に、その反対の性質を持つコンクリートを流し込んで固めた「鉄筋コンクリート造」のこと。

 地震や火災に強く、防音性にも優れています。その反面、木造に比べて重量が重いので、自重を支えるために低層階の柱や梁(はり)が太くなり、同じ間取りでも高層階に比べて室内が狭くなる場合があります。

 一方の「鉄骨」とは、鉄の合金である鋼を骨組みに使用する「鉄骨造」のこと。厚み6mm以下の鋼材を使ったプレハブ住宅などは「軽量鉄骨造」、6mm以上のコンテナハウスなどは「重量鉄骨造」と分類されます。

 部材を工場で製作するため、鉄筋造に比べて軽量でコストを抑えやすく、工期も短いというメリットがあります。ただし、耐火性や防音性は鉄筋コンクリートの方が上とされています。

 また、鉄筋コンクリートの支柱に鉄骨を利用した「鉄筋鉄骨コンクリート造」は、鉄筋造より軽いので、高層階でも柱や梁の太さを抑えることができます。その反面、コストが高くなり、工期も長めです。

 知ってるようで知らない住宅用語。お部屋探しやリフォームの参考にしてみてください。


お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>