①常日頃,「御(お)上(かみ)」を信じすぎていないか?
大本営発表ほどとは言いませんが,今日(こんにち)でも,私たちは「御上」を信頼してきたように思います。
新型コロナウイルスの到来前には,モリトモ・カケ・サクラなど,到来後には,PCR検査・給付金・マスクなど検察庁人事まで,そして,Go toトラベル!
無(ぶ)様(ざま)としか言いようがありません。これが「御上」の実態なのでしょう。
もちろんすべてを否定するつもりはありません。しかしながら,各省庁の現場を預かる方々,県や市町村の実働に携わる方々,医療等に従事する方々に,なんとか救われているというのが実態ではありませんか?
もう,「御上」を信じすぎることは止めましょう!
②「多数」は正しいか?
民主制の決議の方法の一つに「多数決」という方法があります。
ところが,独裁者ヒットラーを生んだのは,当時最も民主的な憲法下においてででした。つまり,「多数」は「正邪」「善悪」とは無関係なのです。いや,誤解を怖れずに言えば,「多数」ほど「邪」「悪」に陥りやすいものはないのでは?
憲法や法律等は基本的には多数決によって成立し,施行されます。
例えば,合衆国や日本。多数決により,政治は動いていますが……。中国は一党独裁ですが,一応多数決?ロシアは?
多数の方の国民にもそうでない方の国民にも,法律等は平等に施行されることになります。
つまり,「多数」を占める方たちは,常に「邪」「悪」に陥り易いことを肝に銘ずる必要があり,もしそうなりそうな場合には,それを阻止するシステムを構築する必要があるのかもしれません。本来は,最高裁判所がそれを担うのでしょうが!
今回をもちまして,「新型コロナウイルスから学ぶ」を終了致します。また,新たな展開が生じた場合には,「続」編を。それがないことを祈るばかりです。
お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>