2011年春,ある中学校の卒業式での答辞
東日本大震災の影響で,ある中学校の卒業式が延期されたが,幸いにも津波被害を免れた中学校の体育館で挙行された。
「あまりにも厳しい試練を」与えられた旨の答辞があった。
あの時の試練から学んだものは沢山あったはずなのに,残念ながら!
国民の一部かもしれないが,有志によって細々ではあるが,脈々と受け継がれているものがある。それは,誇るべきものであろう。
しかしながら,政府は?
「阪神淡路」では,個人の財産に対する援助がなかったにも拘わらず,経済的には復興と呼べるレベルまで,比較的短期間で達したといえのではないか?(もちろん,地域で生活する方々の多大な犠牲の上に成し遂げられたであろうし,また,その心の痛手は癒えることはないだろう。)
復興五輪?
「復興」に違和感を覚えるのは,私だけでないではないであろう。経済面に限っても,やはり同様であろう。
双葉駅周辺で行われようとしている聖火リレーは,きっと涙を禁じ得ないであろう。本当なら,
「復興できずに五輪」!
経済的復興の切り札は?
震災や自然災害は,地元経済に壊滅的打撃をもたらす。
そうだとすれば,切り札は,政府保証である。返済の延期や利子補給では,足りない。
政府保証があれば,その効果は絶大
もし,政府がこの機会に中小企業の淘汰を目論んでいるのであれば,納得できるが。また,繰り返される「V字回復」が「丁寧に説明」と同じ運命をたどるとすれば。
こんな場面では「ちょっとの想像力」を働かせることに,さすがに躊躇せざるを得ない。
試練の地域は,確実に広がっている!
新型コロナウイルスの感染はほぼ全国!
いまこそ,切り札を行使すべきではないか?中小企業に政府保証を!
今,検討されているであろう,消費税5%や還元の延長と同時であれば,より早く経済的に「復興」できるであろう。
マスクがない!のは国際化の落とし穴
国際化が進んだからといっても,食物,生活必需品,医療介護用品を他国にすべて依存するようになっては,国民不在の国際化・政治の誹りを免れない。
一定量を確保するために,備蓄だけでなく,生産体制を維持することに,補助金として税金を用いることに,異を唱える国民はいないであろう。
日本政府は,中国に防護服と一緒にマスクも大量に送ったことをご存知でしょうか? 最近,中国から大量のマスクが届いた。
先進諸国?で,歴史上,これほど国民に我慢を強いることが上手(皮肉)な国が他にあったでしょうか?
「試練」から学んだことの一端を記しました。
読んでいただき,ありがとうございました_(._.)_