居酒屋の酒は誰のため?
*前提:原価や技術料等については扱いません。
居酒屋では,緊急事態宣言が解除されて,短時間ですがお酒の提供ができるようになりました。お店の方も,お客の一人である私も喜ばしい限りです。
しかしながら,なぜこんなにもビール等の「お酒」が話題になってしまったのか?
私は,最も感染対策を実施しているのが居酒屋と思っていますが……,それにも拘わらず,時短要請の対象になり,そして,お酒の提供までができなくなってしまい,休業あるいは実質休業状態に。
まず,居酒屋とは何なのかを考えてみましょう。お客の観点から考えると,酒とその肴(おつまみの意)を出す店と定義できるかもしれません。そうだとすれば,居酒屋においてそれらのどちらか一方が欠けると訪れる意義を見い出せないことになります。まさに,そういう状態が続きました。したがって,お客は来店しないのです。
次に,居酒屋にとって酒とその肴(おつまみの意)は,どんなものか考えてみましょう。
例えば,席に着いて「とりあえずビール」と言うと,お通しと一緒にすぐに人数分のビールがテーブルの上に並びます。おつまみの注文をすると,やや時間がかかります。混んでいるときにはなお更です。つまり,前者は手間暇のかからないものなのです。
ところで,家飲みを経験なさった方に伺います。缶ビールと居酒屋のそれの値段はどうでしたか?いかに後者が高額かを思い知らされた方も多かったのではないでしょうか?
それでもいいのです。
家飲みとは異なる居酒屋のビールの味が忘れられず,つい足を運んでしまいます。 そうお思いの方は,私だけではないでしょう。
まとめ
居酒屋にとってビール等のお酒は『稼ぎ頭』,居酒屋はお酒で成り立っていると言っても過言ではありません。感染対策に最も協力してきた?居酒屋が,お酒の提供ができないことは,手足をもぎ取られたどころではありません。首(頭から首の部分まで)を切られたも同様。開店休業状態は,さらし首にも匹敵。
≪怒りを禁じえません≫
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