巷(ちまた)の学校blog

学校等では教わらなかったことを学び,賢い市民生活(家庭,仕事など)を営むためのブログです。ビジネスにも役立つかも。時には,就職や小論文にも言及。

音読の仕方,上達法(1) 目と発音

 ここでは,どこかの首相の演説の良否を問うものでなく,純粋に音読について学びます。

 

 ある国の首相が「徹底的」と言うべきところを「限定的」と言ってしまった。このような間違いが起こる原因は二つあります。

 

その1

 目で見た文字をその都度,発音していることに起因します。その究極は,見た文字を一音ずつ発音することで,音にはなっても「ことば」や「文」にはなりません。

 それでは,音読を職業としている方,アナウンサーの音読はどのようにしているかを紹介します。以下は,朗読でも活躍された方の話です。

 目は,発音している部分のかなり先を見ているそうです。多い時には数十文字も前を。

  通常は,十数文字で充分でしょう。それも,①読点や②句点や③それ以下でも意味を聞き手がとれる程度で。習熟していくと,実は③が最も難しいことに気づくことでしょう。最初は,自立語+付属語(例:わたし+が)レベルから。

 ご自分やお子さんの音読を点検して下さい。もしできない場合には,訓練でできるようになります。ただし,年齢等により努力の多寡は異なります。

 残念ながら,先の首相は,官房長官?時代からあるいは学校,小学校の時に身に付けなかったのかもしれません。もし身に付いていれば,頁の変わり目であっても,あのような間違いは起こらなかったでしょう。ただし,身に付いていなくても生きることには何ら支障がないようです。

 

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