20歳後半の母親が,4歳ぐらいの男の子のホッペをビシッ(音がした)!
大きなスーパーマーケットの入口から少し入ったところで,母親らしき人が新しい小さなマスクを拾って,男の子のホッペを平手で叩)(はた)いた。その音は,5メートル以上離れていた私にも聞こえた。
その前の経緯(経緯)はわからない。
ちょっとだけ想像すると
スーパーの中に入ったから,母親が子供にマスクを手渡したが,男の子が落とした。
あるいは,男の子が嫌だと受け取らなかった。
叩かれたの男の子は?
母親は厳しい目つきだったが,何ら表情を変えることなく,母親から手渡された小さなマスクを受け取った。
ちょっとだけ想像すると
男の子は,母親の行為に慣れていて,このような場合には従わざるを得ないこと学習済み。
あるいは,母親の表情と行為にビックリ,まさに唖然。
通常なら?
私の少ない経験からすると,痛いよりも,母親の行動とその音にビックリして,ちょっとの沈黙の後に泣き出す。
いろいろな考え方があっていいのですが,あまり考えられてこなかったことを一点!
実は,幼い子にも幼い子なりの自尊心があります。公衆の面前でのビンタは!
子の自尊心を傷つける行為は,虐待。
子は親や師を超える!
子は育てられたように育つ。教育を受けたように育つ。
子とはそのようなイキモノである。子とはおそろしいイキモノなのである。
親は,子を育てながら「親」になる!
子を持つには,資格制度を導入すべきだと,家庭崩壊を嘆く方がいた。
誰もが初めから「親」ではない。
子が生まれ,その感激も束の間,泣く子に勝てず。右往左往している間に,やがて反抗されたり無視されたり。
子の成長とともに,「親」の顔になっている。
友だち感覚の親子は,幸せだろうか?
それもありかもしれませんが,そこには意外な落とし穴が。
「親」が「親」になるチャンス,人間としての成長を奪ってしまう。
あの母子の関係が,お互いを成長をさせるものであることを願う!
今はそう思う私も,その場では通り過ぎることしかできなかった。
お読み頂き,ありがとうございました_(._.)_