巷(ちまた)の学校blog

学校等では教わらなかったことを学び,賢い市民生活(家庭,仕事など)を営むためのブログです。ビジネスにも役立つかも。時には,就職や小論文にも言及。

教員だった頃(4) (遅くなりましたが)新入生のGW明け(在校生の長期休業明けにも応用できそう)

 教員だったころの話です。先輩教員にたくさん教わったのですが,それを後輩?に引き継がずに退職してしまったので……。もし実践なさったとしても,その結果は自己責任でお願い致します。

 

 今年のGWは昨年と同様,部活動が制限されるなど,生徒は例年とは異なる日々を送ったことでしょう。

 しかしながら,休み明けのクラスの生徒の顔をご覧下さい。明らかに入学当初の顔と異なる生徒がいることに気がつくことでしょう。

 

【明るく目が輝いている場合】

 学校,主に部活動で,自分の居場所を作り,自分の目標を見つけつつある生徒です。それらは,一緒に入部した同級生によるものでしょう。

 

【暗く俯き加減,前後左右のいずれかに傾いている姿勢の場合】

 部活動の選択に失敗,または失敗しつつある生徒。主に同級生に端を発していることが多いようです。あるいは,友人関係や家庭の良くない変化に直面した生徒です。

 これまで何度も触れましたが,この年代の子どもはとても正直なせいか,自身の心情が言動に如実に表れます。

 できるだけ早く原因を見つけなければなりません。私は本人と話す前に,まず家庭に連絡して情報を得るようにしていました。

 中高生は,柔軟性に乏しく,融通が利くとは言えません。残念ながら,GW中に躓き,方向を修正できずにそのまま不登校や退学,卒業という最悪のケースも。

 

 これまでの(1)~(3)で,先輩教員に「たくさんのことを教わった」と書いてきました。それは事実なのですが,それ以上に個々の生徒に教わりました。

 何を教わったかというと「人生」です。以下の段落は,一般論(後付け)です。

 読書は「人生」の追体験であるとも言われますが,そして,本を読みなさいと言われます。また,ある種の本は,師となったり友となったりすることがあります。それらは「人生」を豊かにする手段にほかなりません。そのことは,人が歩む「人生」がいかに狭隘なことを表しているのかもしれません。次の段落から,本題に戻ります。

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>